わちゃぴの音楽教室

初心者向けの作曲方法を紹介しています♪

【3分で解説】コンディミ【弾いて覚える】【これだけでOK!】

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今回は「コンビネーション・オブ・ディミニッシュ・スケール」を弾いて覚えましょう!

「コンビネーション・オブ・ディミニッシュ・スケール」(以下コンディミ)とは「ドミナント7thコード」に使うスケールです。

 

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テンションとしては【♭9】【#9】【#11】【13】が含まれます。

【♭13】ではなく【♮13】が含まれているところが「オルタードスケール」と違うところです。

 

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これを見てもらうとわかるように「コンディミ」とは半音と全音が交互に出てくるスケールです。

ということは「Cのコンディミ」は「E♭」から始めても、「F#」から始めても、「A」から始めても半音-全音-半音-全音・・・と並ぶので、音は全て共通になります。

 

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ようするにこの4つの「コンディミ」は全て同じ音でできているということです。

言い方を変えれば「Cのコンディミ」を覚えれば「C7」「E♭7」「F#7」「A7」で使えるということです。

そうすると「コンディミ」は3種類覚えれば全ての「ドミナント7th」で使えるということです。

 

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この3つを弾いて覚えてしまいましょう。

ただスケールを上下するだけでは面白くないので、ちょっとメカニカルなフレーズですがこのようなフレーズを弾いてみて下さい。

 

まずType1です。

 

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次はType2です。

 

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そしてType3です。

 

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このフレーズはどこから弾いても大丈夫です。

2拍目からでも3拍目からでも同じスケールなので、同じTypeに属する4つの「7thコード」に合います。

サンプルでは一応コードネームをつけていますが全く同じフレーズを4つの「7thコード」で使えるということです。

3小節めはトニックに解決していますが、これは1、2小節めのコードによって変わってきます。

EX.

Type1の場合

C7→F△7

E♭7→A♭△7

F#7→B△7

A7→D△7 

 

カニカルなフレーズではありますが、たとえばこのままでもこんな風に使えます。

 

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この3つだけをマスターすれば12個全てのドミナント7thコードで使えるのでぜひ挑戦してみてください。

始まる音を変えたりリズムを変えたりすれば多くのバリエーションが得られるでしょう。

 

※より詳しい理論的な解説はこちら↓

 

今回の解説動画はこちら↓