今回は「コンビネーション・オブ・ディミニッシュ・スケール」を弾いて覚えましょう!
「コンビネーション・オブ・ディミニッシュ・スケール」(以下コンディミ)とは「ドミナント7thコード」に使うスケールです。
テンションとしては【♭9】【#9】【#11】【13】が含まれます。
【♭13】ではなく【♮13】が含まれているところが「オルタードスケール」と違うところです。
これを見てもらうとわかるように「コンディミ」とは半音と全音が交互に出てくるスケールです。
ということは「Cのコンディミ」は「E♭」から始めても、「F#」から始めても、「A」から始めても半音-全音-半音-全音・・・と並ぶので、音は全て共通になります。
ようするにこの4つの「コンディミ」は全て同じ音でできているということです。
言い方を変えれば「Cのコンディミ」を覚えれば「C7」「E♭7」「F#7」「A7」で使えるということです。
そうすると「コンディミ」は3種類覚えれば全ての「ドミナント7th」で使えるということです。
この3つを弾いて覚えてしまいましょう。
ただスケールを上下するだけでは面白くないので、ちょっとメカニカルなフレーズですがこのようなフレーズを弾いてみて下さい。
まずType1です。
次はType2です。
そしてType3です。
このフレーズはどこから弾いても大丈夫です。
2拍目からでも3拍目からでも同じスケールなので、同じTypeに属する4つの「7thコード」に合います。
サンプルでは一応コードネームをつけていますが全く同じフレーズを4つの「7thコード」で使えるということです。
3小節めはトニックに解決していますが、これは1、2小節めのコードによって変わってきます。
EX.
Type1の場合
C7→F△7
E♭7→A♭△7
F#7→B△7
A7→D△7
メカニカルなフレーズではありますが、たとえばこのままでもこんな風に使えます。
この3つだけをマスターすれば12個全てのドミナント7thコードで使えるのでぜひ挑戦してみてください。
始まる音を変えたりリズムを変えたりすれば多くのバリエーションが得られるでしょう。
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