わちゃぴの音楽教室

初心者向けの作曲方法を紹介しています♪

【3分で解説】アドリブパーツ・ドレミソ(3)【弾いて覚える】【練習用MIDIデータあり】

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複雑で難しそうなアドリブも、分析してみるといくつかの単純なパーツによってできていることがわかると思います。

今回もアドリブに即戦力となるパーツを12個のキーで弾いて覚えてしまおうと思います。

パーツ自体はとても簡単です。

 

【ド-レ-ミ-ソ(1)】で紹介したのはこのようなパーツでした。

 

この【3rd】が「♮ミ」になるものと「♭ミ」になるものの2種類で「△7」「7」「m7」に対応できます。

 

そしてこれまではこのような使い方をしていました。

今回はこの【ド-レ-ミ-ソ】を裏コードに使ってみようと思います。

 

裏コードについてはこちらを参考にしてください↓

 

裏コードというのは「ドミナント7thコード」に使うものです。

今回は【Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ】の【Ⅴ】にこのように使ってみます。

【Ⅱ】のDm7はこれまで通りの【Root-2-♭3-5】を使用します。

 

 

これは分析するとこのようになっています。

 

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これまでの「ドレミソ」フレーズは、コードにたいして【Root-2-3-5】と弾いていました。

しかし今回は、コードが「G7」のときに裏コードである「D♭7」の【Root-2-3-5】を弾いてみましょう。

これは「G7」にたいして【#11-♭13-7-♭9】という音になっています。

 

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このフレーズはスケールでいうと「オルタードスケール」です。

 

これをサークルオブ5thを使って全てのキーで弾いて覚えましょう。

 

 

時計回りに【D-G-C-F・・・】と5度下に進んでいきますが、これを【Dm7-G7-C△7】とし、さらに「C△7」から「C7」と進行します。

そこからさらに時計回りに1つ進んだ「F」を新たな【Ⅱ】と考え【Fm7-B♭7-E♭△7-E♭7】という 【Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ-Ⅰ7】を作りつなげていきます。

 【Ⅴ】で裏コードの「ドレミソ」を使います。

 【Ⅰ7】もドミナント7thコードなので裏コードを使ってもいいのですが、今回は【Root】からの「ドレミソ」を使いましょう。

 

サークルオブ5thを【Dm-G7】から始まり1周するパターン、【Gm7-C7】から始まり1周するパターン、【Cm7-F7】から始まり1周するパターンの3種類で12個全ての【Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ】が出てきます。

 

ではサンプルです。

 

EX.1

 

カラオケ音源↓

 

MIDIデータ↓

 

EX.2

 

カラオケ音源↓

 

MIDIデータ↓

 

EX.3

 

カラオケ音源↓

 

MIDIデータ↓

 

裏コードにするとかなりテンション感の強いフレーズになります。

ぜひ【Root】からの「ドレミソ」と合わせて使ってみてください!

 

今回の解説動画はこちら↓