
「天才たちのワンフレーズ」シリーズ、今回はBen Folds Fiveのフレーズを紹介します。
Ben Folds Fiveはピアノトリオのロックバンドです。
Vocal&Pianoのベン・フォールズがとてもロックなかっこいいピアノを聴かせてくれます。
今回のフレーズ
ではまず今回のフレーズを聞いてみてください。

これは『Song For The Dumped』という曲のピアノソロでのフレーズです。
とても激しくかっこいいロックナンバーです。
16分音符でハネるリズムになっています。
ピアノはホンキートンクのような音色です。
この中の2小節めのフレーズを解説しましょう。
このフレーズ自体はブルースなどにもよく使われるのですが、とても応用しやすいのでぜひマスターしてください。
ピアノの左手とベースはユニゾンになっているので、アドリブではなくちゃんとアレンジされたものだと思います。
譜面だけ見ると難しそうですが、実はとても弾きやすいフレーズです。
フレーズ分析
ではフレーズを細かく見ていきましょう。

この曲は「Key=G」です。
ブルージーな曲なのでトニックは「G△7」などではなく、ほとんど「G7」のようなサウンドになっています。

このフレーズは大きく見るとドミナントである「D7」のフレーズです。
しかしベースが1拍ずつ動いてるので、それを【Root】と解釈してコードネームをつけるとこのようになっています。

ではまず右手だけを見ていきましょう。
とても単純な音型になっているのがわかると思います。
ただし4拍めだけは少しリズムが違います。

まずこのようなラインが中に隠されています。
「#ファ」から半音で「ラ」まで2つずつ弾きながら上行しています。

そしてその半音のラインの1つ1つの音の間に「D7」の【Root】である「レ」をオクターブで入れていきます。
いかにも「D7」でのブルージーなフレーズといった感じです。
先ほどは1つ1つのかたまりにコードネームをつけてみましたが、やはり「D7」ワンコードでのフレーズと考えるほうがいいでしょう。
そのほうが応用がききます。
では左手を見てみましょう。

これもまたとてもシンプルです。
オクターブで「レ」から「#ファ」まで上行するのですが、「D7」から見ると【Root-2nd-♭3rd-3rd】となっています。
「レ」から「ミ」は全音ですが、「ミ」から「#ファ」までは半音で上行することになります。

右手と合わせて弾き、「G7」に解決するとこのようになります。

このように、右手と左手でハモるようなラインがとても綺麗に響きます。
まとめ
今回のフレーズの使い方を簡単にまとめてみましょう。
「G7」でやってみます。








左手はオクターブで【Root】の「ソ」から【Root-2th-♭3th-3th】と上行するだけです。

16音符をハネて弾き、「C7」に解決して終わります。
フレーズではなく使う音だけでいうともっとシンプルです。

たとえば「F7」の場合です。
1. まず【Root】をオクターブで考えます。
2. そして【3rd】から【3-4-♭5-5】と半音で上行するラインを想定します。
3. 【Root】のオクターブの間に【3-4-♭5-5】を入れます。
4. それをいろんな形のアルペジオにすればいいというわけです。
応用例
では応用例を見てみましょう。

これは「Key=C」の【 Ⅰ-Ⅵ-Ⅱ-Ⅴ 】です。
「G7」に今回のフレーズを使ってみました。
ただし元のフレーズとは少し変えて、オクターブ下の【Root】は弾かずに3連符にしてみました。

これは「Key=Cm」です。
このようにマイナーキーのドミナントにも使えます。
左手は必ず弾かなければいけないわけではありません。
このように単音だけのフレーズにすれば、いろんな楽器で弾くことができます。
これは音型を少し変え、【Root】から入る形にしてみました。
Variation
他にもいろんなバリエーションが考えられます。

さいごに
というわけで今回はBen Folds Fiveのワンフレーズを紹介しました。
ブルージーでとても応用のしやすいフレーズです。
ブルースにはもちろん、ロックにもJazzにも使えます。
定番フレーズなので覚えておくととても役立つでしょう。
今回の解説動画はこちら↓
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