わちゃぴの音楽教室

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【Quick Lesson】ひとつだけ覚えるアドリブフレーズ【Ⅱ-Ⅴ・Part18】Blue Mitchell 01【YouTube連動】

「ひとつだけ覚えるアドリブフレーズ」Ⅱ-ⅤのPart18です。

今回はBlue Mitchellのフレーズを紹介しましょう。

 

 

はじめに

このようなフレーズです。

 

『I'll Close my eyes』という「Key=F」の曲でのアドリブフレーズです。

ではわかりやすく「Key=C」に移調して見てみましょう。

 

このようになります。

 

フレーズの分析

ではフレーズを細かく見ていきましょう。

 

まずは1小節めです。

 

この「Dm7」は「Key=C」の「 Ⅱ 」ですから、「Dドリアン」を使います。

 

 

ではそれぞれの音がコードにたいしてどのような音になっているのか見てみます。

 

まず【△7th】の「#ド」から入り、【9th】の「ミ」をはさんで【Root】の「レ」を弾きます。

半音下や全音上の音などではさんで解決するこのフレーズは、ディレイドリゾルブというテクニックです。

 

※ディレイドリゾルブはこちらの記事でくわしく解説しています。

 

そして【5th】を弾いたあと【△7th-5th-7th-5th】と弾きます。

 

2拍めの「レ」から見ると【5th】をはさみながら「レ-#ド-♮ド」と、半音でクリシェのように下がってきているのがわかると思います。

 

では2小節めです。

 

「Key=C」の中にはない音が使われていることから、オルタードテンションが入っているのがわかります。

 

というわけで先に言ってしまうと、ここでのスケールはコンディミということになります。

 

ではあらためて度数で見てみましょう。

 

【3th】から入り「3-5-7-♭9」と「G7(♭9)」のアルペジオを弾いたあと、【Root-7-♭13】と全音で下行します。

一応【♭13th】と書きましたが、そうするとここでのスケールはコンディミではなくオルタードスケールということになります。

しかしこの「♭ミ」は「G7」の【♭13th】ではなく、次の小節「C」の【♭3rd】と解釈するほうが自然です。

 

それをふまえて3小節めを見てください。

 

2小節めの「♭ミ」からクロマチックアプローチで「ミ」に解決しています。

この「♭ミ」がブルーノートっぽく聞こえてかっこいいですね。

そのあとは【Root】を弾くだけです。

 

当然スケールは「Cアイオニアン」です。

 

他のキーで見てみよう

では他のキーでもすぐ弾けるようにするため、違うキーで見てみましょう。

 

これは「Key=B♭」です。

「Cm7」の【△7th】である「シ」から入り、【9th】の「レ」をはさんで【Root】の「ド」を弾きます。

その「ド」から「ド-シ-♭シ」と半音で下行しながら、間に【5th】の「ソ」をはさみます。

そして「F7」の【3th】から入り、「ラ-ド-♭ミ-♭ソ」と「F7(♭9)」のアルペジオを弾いたあと、【Root】から「ファ-♭ミ-♭レ」と全音で下行します。

その2小節め最後の音の「♭レ」から、3小節め「B♭」の【3rd】である「レ」にクロマチックアプローチします。

そして【Root】の「♭シ」を2回弾いて終わりです。

 

覚えるための練習法

全てのキーで覚えるのはなかなか大変なので【 Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ 】を連続させ練習してみましょう。

「 Ⅰ 」のときのフレーズが【Root】に解決しているので、「△7」ではなく「6」にしました。

 

 

【D-G-C-F・・・】と5度下に進んでいきますが、これを【Dm7-G7-C6】にして、そこから解決した【 Ⅰ 】である「C6」から、ルートは同じマイナーコードである「Cm7」を弾き、それを新たな【 Ⅱ 】と考え、「Cm7-F7-B♭6」という【 Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ 】を作りつなげていきます。

3小節単位だとつながりが悪いので【 Ⅰ 】を2小節として4小節単位にしましょう。

4小節めにはフレーズがないので次の準備をしやすいと思います。

 

サークルオブ5thを「Dm7-G7」から始まり1周するパターンと、【Gm7- C7】から始まり1周するパターンの2種類で12個全ての【 Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ 】が出てきます。

※譜面を見やすくするため、あえて違った異名同音を使っている箇所もあります。

 INFO 

※カラオケ音源とMIDIデータを貼っておきますので、ご自由にダウンロードしてお使いください。

 

それではつなげて弾いてみましょう。

 

EX.1

まずは「Dm7」から始まるパターンです。

 

カラオケ音源↓

 

MIDIデータ↓

 

EX.2

次は「Gm7」から始まるパターンです。

 

カラオケ音源↓

 

MIDIデータ↓

 

バリエーション

慣れてきたら音やリズムを変えてみましょう。

 

バリエーション1

今回のフレーズとほぼ同じ音使いですが、リズムを変えてあります。

アタマは「#ド-ミ-レ」ではなく「ミ-#ド-レ」にしてみました。

これもディレイドリゾルブです。

「Dm7」のなかの「レ-#ド-♮ド」という半音下行のラインや、3小節めのアタマへのクロマチックアプローチは今回のフレーズと同じです。

 

バリエーション2

もう1つ作ってみましょう。

 

これもほぼ同じ音使いですが、ボサノバのリズムです。

このように、今回のフレーズは4-Beatではなくても使えます。

1小節めから2小節めにかけてはシンコペーションしてみました。

 

さいごに

というわけで今回はBlue Mitchellの Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ フレーズを紹介しました。

ディレイドリゾルブやクリシェのようなライン、クロマチックアプローチなどがとても参考になると思います。

楽器を問わず使えるのでぜひ試してみてください。

 

今回の解説動画はこちら↓

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