
Mystic Chord(ミスティックコード)というものを簡単に紹介しましょう。
神秘和音などと呼ばれることもあります。
このようなコードのことを指します。

このコードはスクリャービンがよく使ったとされるものです。

それぞれの音程を見ると全ての音が4度で積まれています。
減4度は長3度と同じ音程です。
下から2番めと3番めの音は「#ファ-#ラ」と表記されていれば長3度なのですが、「#ファ-♭シ」なので減4度となります。
ミスティックコードでは必ず「♭シ」で表記されます。
ではどのようなコードトーンになっているかも見てみましょう。

「C7」に【9th】【#11th】【13th】を付加し、【5th】をomitしたものということがわかります。
コードネームでいうと「C9(#11,13)」もしくは「C7(9,#11,13)」です。
積み方を考えず、音だけでいうとアッパーストラクチャートライアドを使った「D/C7」とも言えます。
もちろん実際に使うときはこの積み方でなければいけないわけではありませんが、ミスティックコードの解説となれば必ずこの積み方で紹介されます。
では、スクリャービンがこのコードをどのように使っているのか1つだけ見てみましょう。

この1〜2小節めがミスティックコードを使った旋律です。
2小節めの左手にはミスティックコードには含まれない「♭レ」が使われていますが、これはアプローチノートという解釈でいいでしょう。
最初に紹介した積み方ではありませんが、4度が多く含まれているのがわかると思います。
不思議な雰囲気がおわかりいただけたでしょうか。
これではとてもPopsなどには使える感じがしないので、もう少しわかりやすく使ってみましょう。

「Key=F」の「 Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ 」です。
「C7」でミスティックコードをアルペジオで使ってみました。
このぐらいの使い方ならJazzやPopsにも応用できるのではないでしょうか。
というわけで今回は、ミスティックコードと呼ばれるものを簡単に紹介しました。
本格的に解説すれば3分ではとても足りないのですが、JazzやPopsで使うにはこのぐらい理解しておけば十分ではないでしょうか。
ここからスケールも派生するのですが、それはまた別の機会に紹介しましょう。
今回の解説動画はこちら↓
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