わちゃぴの音楽教室

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【インパクト強め!!】Thelonious Monkによるホールトーンスケールの使い方【オルタードやコンディミもいいけどたまにはこんなのもいかが?】YouTube連動

 

 

はじめに

Thelonious Monkは言わずと知れたJazz界のレジェンドです。

彼のスタイルは独特で、このような強烈なクラスターなどが有名です。

 

 

※クラスターボイシングについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

 

その中でも特にモンクのクラスターについてはこちらの記事でも紹介しています。

 

もう1つモンクが多用するものにホールトーンスケールがあります。

派手でインパクトのある使い方がとても特徴的です。

そんなモンクのホールトーンフレーズを実際のレコーディングからいくつか紹介したいと思います。

 

ホールトーンスケール

その前にホールトーンスケールについて簡単に解説しておきましょう。

 

このように全ての音がホールトーン、ようするに全音間隔で並んでいるものをホールトーンスケールといいます。

これは「C」の音から並んでいるので「C ホールトーンスケール」です。

 

「C」を【Root】とするとこのような構成音が含まれます。

【△3rd】と【m7th】というトライトーンが含まれることから、ドミナント系であることがわかります。

 

基本的にはコードが「Caug」または「Caug7」などのときに使われます。

 

ホールトーンスケールは、2種類覚えれば12個全ての「augコード」で使えるというのが便利でいいですね。

 

※ホールトーンスケールに関してはこちらの記事で詳しく紹介しています。

 

ホールトーンスケールをアドリブに使うというと、このようなちょっと複雑なフレーズを思い浮かべるかもしれません。

しかしモンクの使い方はいたってシンプルなので、真似をしやすいと思います。

ではさっそく実際にモンクが弾いたフレーズを見ていきましょう。

 

Monk's Dream

「G7」で【7th】の音からホールトーンスケールをただ駆け下りています。

曲全体を見ると、ここは特に【#5】と決まってるわけではなく、単に「G7」というだけです。

このようにモンクはドミナントの時に突然ホールトーンスケールを使います。

ようするにドミナントの時のアドリブでは元のコードが【#5】かそうでないかにかかわらず、いつでも勝手にホールトーンスケールを使っていいとういうことです。

もちろんそのときはコードから【♮5th】をomitしましょう。

 

Trinkle Tinkle

「A7」で【#5】の音から始まり、1つ飛ばして【3rd】からスケールを駆け下ります。

前後のフレーズと全くつながりがなく、唐突にホールトーンスケールが出てくるところがモンクらしい感じです。

 

Round About Midnight

「A♭7」で【3rd】 から駆け上がっています。

これは前のコードである「G♭」からきれいにつながっています。

テンポが遅いのでとても短い音価での記譜になってしまいました。

たぶん本人は12連符などと考えているわけではなく、最初の音と最後の音だけが決まっていて、その間を適当なリズムで駆け上がっただけなのでしょう。

 

We See

「F7」での駆け下りフレーズですが、前の小節から少し引っかけて始まっています。

低い音域まで駆け下りるので、見やすくするため2段譜にしました。

これはまたかなり速いフレーズです。

モンクは技術が評価されるタイプのピアニストではありませんが、こうして見るとなかなかのテクニックですね。

 

Off Minor

「D7」で使われていますが今までと違って、【#5】の音から下行し、少し上行してからいきなり3オクターブ以上も駆け下りています。

今回の主旨とは関係ないですが、左手は【Root】しか弾いていません。

しかも他の楽器のないソロピアノということで、右手の自由度はかなり高いと言えます。

ここではホールトーンスケールを使っていますが、ドミナント系のスケールなら何でも使えます。

 

例えばこのように、ホールトーンスケールで駆け下りながら途中でコンディミに変わる、などということもこの左手なら可能ですね。

 

Ask Me Now

「B♭7」で【Root】からかなりの速さで駆け下りています。

これまた今回の主旨とは関係ないのですが、1〜2小節めはなかなか面白いコード進行になっています。

4小節めアタマの右手は【3rd】と【#11th】をぶつけるモンクの得意技ですね。

 

さいごに

モンクによるホールトーンスケールの使い方を紹介しました。

ただ上行や下行をしているだけなのですが、その絶妙なタイミングや独特なリズム感などもあり、とてもモンクらしいフレーズばかりだったと思います。

ドミナントコードでのアドリブというと、ミクソリディアン、オルタード、コンディミなどのスケールを使うことが多いと思いますが、そこにぜひホールトーンスケールも加えてみてください。

 

今回の解説動画はこちら↓

 

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ブログやYouTubeで使っているRhodesの音は全てこのKeyscapeを使用しています。

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