DTMで生っぽい打ち込みをやりたいときにどうしても無機質で打ち込み臭くなって困ったりすることがありますよね。
データをちょっとずらしてみたりランダマイズをしてみたりしてもいまいちだったり・・・
それって音源のせいもあるんですよね。
ピッチが良すぎたり同じ音が続くときに毎回全く同じ音色が出てしまったり・・・
各メーカーもラウンドロビンなど使って工夫はしているのですが、それでも楽器がうますぎて不自然だったりすることがあります。
もちろん寸分の狂いもないピッチで毎回同じ音色を出せるスーパーテクニシャンのミュージシャンたちもいますが、打ち込みでそれをやってしまうとすごく味気ないものになってしまいがちです。
今回はそういう音源とは一線を画する変わった音源を紹介します。
普通の音源とは目指す方向がまったく違う音源たちです。
【へたっぴリコーダー音源 POOR RECORDER SERIES】
まずは「世界のすみっこでうさぎは空を眺める。」というとても可愛い名前のメーカーが出している【へたっぴリコーダー音源 POOR RECORDER SERIES】です。
https://www.sekai-usagi.com/poor-recorder-series
ソプラノとアルトがありますがどっちも生々しくて打ち込みとは思えないいい音が出せますよ。
そしてこの音源のポイントは【Poor】というキースイッチ!
このスイッチを入れたら、それはもうへたすぎてひどい演奏になってしまいます(笑)
こんなのを音源で出しちゃう心意気がすばらしい!
【Poor】入れっぱなしだとひどすぎて何を吹いてるんだかわからなくなってしまうので普通は【Legatoモード】で弾き、ポイントで【Poor】を入れてあげるような使い方がいいのではないでしょうか。
しかもこの音源、安いんですよね(^^)おすすめです!
【Misfit】
そして次に紹介するのは「8dio」という素晴らしい音源を数多く出している有名なメーカーの【Misfit】というシリーズです。
「8dio」ともあろうものがなんでこんなシリーズを出してるのか不思議です。
https://8dio.com/instrument-category/misfits/
これもかなりのへたっぷりです。
Trumpet・Trombone・Fiddle・Whistleどれもピッチがそうとう危うく、しかも音色にムラがありすぎてそうとうひどいです。
きっと弾いてると笑ってしまうと思います。
まともなブラスの打ち込みに隠し味でこのへたすぎるトランペットを1本入れておけば生々しく聞こえていいかもしれませんね。
使いすぎると間違いなくクライアントに怒られます(笑)
そしてこのシリーズもそうとう安いのでおすすめですよ!
いろんな音源を使ってみよう!
こちらの動画では今回紹介した音源を使って名曲「SPAIN」を演奏しています。
前半では少し音の紹介もしているので、ぜひ聴いてみてください。
綺麗で正確な打ち込みだけではなく、たまにはこういう音源を使ってゆるーい感じに仕上げるのも楽しいですよ!
ぜひ試してみてくださいね!