わちゃぴの音楽教室

初心者向けの作曲方法を紹介しています♪

【3分で解説】Ⅱ-Ⅴ練習法 (1) コード【弾いて覚える】【練習用MIDIデータあり】

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【Ⅱ-Ⅴ】は理論を学ぶときに何度も出てくるので必ずマスターしておきたいものです。

全てのキーで練習することはなかなかないと思うので、簡単な練習方法を紹介します。

 

※ 今回は「カラオケ音源」と「MIDIデータ」を貼っておきますのでご自由にダウンロードしてお使いください。

 

ではまず【Ⅱ-Ⅴ】を簡単に説明しましょう。

 

f:id:wachapi-music:20210630162753j:plainキーがCのダイアトニックセブンスコードです。

この中の「Ⅱ」である「Dm7」と「Ⅴ」である「G7」をつなげたものが【Ⅱ-Ⅴ】です。

そしてトニックである「C△7」に解決するために使われるのが普通です。

 

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安定した終止感がありますね。

ここで「サークルオブ5th」の図を見てください。

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これを見るとキーがCの【Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ】である【Dm7-G7-C△7】のルートがこの図の時計回りに【D-G-C】と並んでいるのがわかると思います。

ようするに【Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ】はルートが「完全5度下」に進行しているということです。

 

練習に使う場合は「C△7」に解決してしまうとそこで終止してしまうので、「C△7」ではなく「Cm7」にします。

そしてそれを新たなキーの「Ⅱ」として【Cm7-F7】という進行にするわけです。

そうすると「サークルオブ5th」を一周することができます。

Bossaでやってみましょう。

 

EX.1

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カラオケ音源↓

 

MIDIデータ↓

 

これだけですと「サークルオブ5th」の「D」「C」「B♭」などは「Ⅱ」としてしか使っていません。

当然これらがドミナント7thコードである「Ⅴ」になる場合もあります。

そこで一つずらして【Gm7-C7】という【Ⅱ-Ⅴ】から始めます。

そしてそれを先ほどのように一周するまで続けます。

では次は4beatでやってみます。

 

EX.2

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カラオケ音源↓

 

MIDIデータ↓

 

この2種類で12個全ての【Ⅱ-Ⅴ】が出てきます。

ということはこの2つのパターンを覚えると、12個全ての「m7コード」と「7コード」も覚えたことになります。

この練習は楽器は問わないので、いろんなリズム、いろんなテンポでぜひ挑戦してみてくださいね!

 

今回の解説動画はこちら↓