今回は裏コードを覚える練習法を紹介します。
裏コードはコード進行があって初めて裏コードとわかります。
次の譜面のように「D♭7」だけあったらただの7thコードですが、【Dm7-D♭7-C△7】という進行だと「D♭7」は「G7」の裏コードとして使われているというのがわかります。
というわけで今回も【Ⅱ-Ⅴ】を使って裏コードを実際に弾いて覚えてしまいましょう。
※ 「カラオケ音源」と「MIDIデータ」を貼っておきますのでご自由にダウンロードしてお使いください。
「Dm7」から始まるパターンと「Gm7」から始まるパターンの二つで12個全ての裏コードがマスターできます。
EX.1
カラオケ音源↓
MIDIデータ↓
4分打ちにしてみました。
【Ⅱ-Ⅴ】の「Ⅴ」を「♭Ⅱ7」に、ようするに裏コードにしたものです。
そうするとルートがずっと半音で下りていくことになります。
右手は途中で転回しています。
転回しないとどこまでも下りていってしまうので、音域的に低すぎることになってしまいます。
ベースは最低音がEの4弦ベースを想定しているので、「E」まで下がったあと「E♭」で1オクターブ上がっています。
EX.2
カラオケ音源↓
MIDIデータ↓
8分音符でシンコペーションするパターンにしてみました。
始まりは「Gm7」ですが、これも＜EX.1＞と同じようにルートがずっと半音で下りていきます。
右手も同じように途中で転回しています。
ベースは＜EX.1＞と同様に「E」まで下がったあと「E♭」で1オクターブ上がっています。
この二つのパターンで12個の【Ⅱ-Ⅴ】に裏コードを使った【Ⅱ-♭Ⅱ7】が全てマスターできるので、ぜひ練習してみてください。
違う転回形や違うリズムなどでも試してみてください。
今回の解説動画はこちら↓
