【弾いて覚える】シリーズ、今回はShell Voicing【オルタードテンション編】です。
※ Shell Voicingの詳しい説明はこちらの記事を参考にしてください。
※【弾いて覚える】Shell Voicing【9th編】はこちらです。
はじめに
今回覚えたいボイシングはこのようなものです。
「m7」と「△7」は【9th編】で紹介したものと同じで、【9th】を含む4声のコードになっています。
左手は【3rd-7th】または【7th-3rd】になっており
右手は【9th-5th】または【5th-9th】になっています。
ようするに下から【3-7-9-5】または【7-3-5-9】のどちらかということになります。
これに加え今回はドミナント7thコードに【♭9th】と【♭13th】を付加してみたいと思います。
そうすると下から【7-3-♭13-♭9】または【3-7-♭9-♭13】になります。
ポイントとしては右手が【 Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ 】に沿って半音ずつ下がっていくということです。
とても弾きやすく、また覚えやすいと思います。
このボイシングを【 Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ 】にのせて覚えてしまおうと思います。
覚え方
全てのキーで覚えるのはなかなか大変なので【 Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ 】を連続させ練習してみましょう。
【D-G-C-F】と5度下に進んでいきますが、これを【Dm7-G7-C△7】にして、そこから解決した【 Ⅰ 】である「C△7」からルートは同じマイナーコードである「Cm7」を弾き、それを新たな【 Ⅱ 】と考え、【Cm7-F7-B♭△7】という 【 Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ 】を作りつなげていきます。
サークルオブ5thを【Dm7-G7】から始まり1周するパターンと【Gm7- C7】から始まり1周するパターンの2種類で12個全ての 【 Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ 】が出てきます。
コードネームにテンションは入れていませんが、Jazzなどではコードネームにテンションが付いていなくても自由に入れてかまいません。
EX.1
では実際に弾いてみましょう。
まずは【Dm7-G7】から始まるパターンです。
カラオケ音源↓
MIDIデータ↓
EX.2
次は【Gm7-C7】から始まるパターンです。
カラオケ音源↓
MIDIデータ↓
さいごに
まず左手を覚えましょう。
そしてあとは【 Ⅱ 】の右手さえ覚えれば半音ずつ下がってくるだけなので、わりと簡単だと思います。
慣れるまではゆっくり、そして何度も弾いてみてください。
今回の解説動画はこちら↓
一部を除き、ほとんどこちらのピアノ音源を使用しています。
音がいいわりに動作が軽いので気に入っています。
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