今回は「ピカルディの三度」というものを解説してみたいと思います。
まずは聴いてみてください。
このように、マイナーキーの最後がトニックマイナーではなく同主調であるメジャーキーのトニックで終わることを「ピカルディの三度」または「ピカルディ終止」と呼びます。
こちらの「2:sus4を使う(マイナーキー)」でも少し説明しています↓
このサンプルはキーが「Am」なので、本来ならこのようにトニックマイナーである「Am」で終わるのがふつうです。
しかしそこを「A△」で終わることにより、聴く人の予想を裏切る面白いサウンドが得られます。
マイナーキーの悲しい曲が最後に少し救われたような感じになるのがいいですね。
このように「sus4」をはさむこともよくあります。
「sus4」には【3rd】がないので、メジャーキーでもマイナーキーでも使えます。
そのためワンクッションあり、よりなめらかに聞こえるのではないかと思います。
この「ピカルディの三度」は元々クラシック音楽で使われていたものです。
バッハなどに多く聴かれます。
ショパンなどもわりとよく使っています。
もちろんこのようにJazzなどにも使えます。
現代ではアニソンなどにも非常によく使われているので、探してみてはいかがでしょう。
そしてマイナーキーのオリジナル曲などにぜひ取り入れてみてください。
今回の解説動画はこちら↓
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