わちゃぴの音楽教室

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【弾いて覚える】モントゥーノ(トゥンバオ) Vol.03【練習用MIDIデータあり】YouTube連動

【弾いて覚える】モントゥーノ(トゥンバオ)シリーズのVol.03です。

 

※ 「カラオケ音源」と「MIDIデータ」を貼っておきますのでご自由にダウンロードしてお使いください。

 

トゥンバオの詳しい解説はこちらの記事を参考にしてください。

 

 

パターンの解説

今回はこのようなパターンを覚えましょう。

 

これは「Key=C」の【Ⅱ-Ⅴ】です。

左手もト音記号になっているので注意してください。

2小節パターンのようですが、2小節めと4小節めは最後が少し違うので4小節パターンということになります。

ではまず右手だけを見てみましょう。

 

シンコペーションしたフレーズなので1小節めと3小節めは「Dm7」ですが、それぞれ4拍めのウラから「G7」になっています。

しかしトゥンバオの場合、コードネームは小節アタマに表記する場合がほとんどです。

 

ではコードにたいしての度数を見てみましょう。

まず「Dm7」は【Root】の「レ」をオクターブで弾き、次に【3rd-5th】である「ファ-ラ」と順番に弾きます。

ようするに「Dm」のトライアドをアルペジオにしただけです。

そしてまた【Root】をオクターブで弾いたあと、そのまま1音下がって【7th】の「ド」をオクターブで弾き、また「ファ-ラ」と順番に弾きます。

次にオクターブで「シ」を弾きますが、これは「G7」の【3rd】と考えます。

そして「G7」の【7th-2nd】である「ファ-ラ」と弾いたあと、オクターブで【3rd-4th-#4th】と半音で上がります。

そのまま半音で「Dm7」の【Root】まで上がったら、3小節めは1小節めと全く同じフレーズを弾きます。

4小節めも1〜2拍めは2小節めと全く同じです。

3〜4拍めは1〜2拍めと全く同じことを繰り返します。

 

左手はまず右手と全く同じフレーズを1オクターブ下げます。

そして右手ではオクターブで弾いていた音を、左手ではオクターブの上の音だけを省き単音にします。

 

作り方

ではキーを変えてあらためて作り方を解説しましょう。

「Am7-D7」という「Key=G」の【 Ⅱ-Ⅴ 】でやってみます。

 

まず「Am7」は【Root】の「ラ」をオクターブで弾き、次に【3rd-5th】である「ド-ミ」と順番に弾きます。

そしてまた【Root】をオクターブで弾いたあと、そのまま1音下がって【7th】の「ソ」をオクターブで弾き、また「ド-ミ」と弾きます。

次にオクターブで「#ファ」を弾きますが、これは「D7」の【3rd】と考えます。

そして「D7」の【7th-2nd】である「ド-ミ」と弾いたあと、オクターブで【3rd-4th-#4th】と半音で上がります。

そのまま半音で「Am7」の【Root】まで上がったら、3小節めは1小節めと全く同じフレーズを弾きます。

4小節めは、2小節めの1〜2拍めと同じフレーズを2回繰り返すだけです。

 

「Am7」も「D7」も、オクターブに挟まれた2音は同じ「ド-ミ」になっています。

そこを意識しておくと弾きやすいと思います。

 

左手は右手のフレーズを1オクターブ下げ、さらにオクターブで弾いていた上の音を消します。

 

それを右手と同時に弾けば完成です。

 

覚えるための練習法

全てのキーで覚えるのはなかなか大変なので【 Ⅱ-Ⅴ 】を連続させ練習してみましょう。

【D-G-C-F】と5度下に進んでいきますが、これを【Dm7-G7】にして、そこから解決する「Cm7」を新たな【 Ⅱ 】と考え、【Cm7-F7】という 【 Ⅱ-Ⅴ 】を作りつなげていきます。

 

今回は4小節パターンなので【Dm7-G7-Dm7-G7-Cm7-F7-Cm7-F7】というふうになります。

 

このように【 Ⅴ 】から新たなキーの【 Ⅱ 】へは半音上がるだけなので、弾きやすいと思います。

 

サークルオブ5thを【Dm7-G7】から始まり1周するパターンと【Gm7-C7】から始まり1周するパターンの2種類で、12個全ての【 Ⅱ-Ⅴ 】が出てきます。

 

それではつなげて弾いてみましょう。

 

EX.1

まずは【Dm7-G7】から始まるパターンです。

12小節めまでは左手もト音記号になっています。

 

 

カラオケ音源↓

 

MIDIデータ↓

 

EX.2

次は【Gm7-C7】から始まるパターンです。

音域がちょっと高いので、最初の12小節はオクターブ低く記譜してあります。

 

 

カラオケ音源↓

 

MIDIデータ↓

 

さいごに

今回のパターンはオクターブが連続しているので速いテンポでは難しいですが、そのぶんとてもかっこいいと思うのでぜひ遅いテンポから挑戦してみてください。

 

今回の解説動画はこちら↓

 

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