わちゃぴの音楽教室

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【弾いて覚える】モントゥーノ(トゥンバオ) Vol.05【練習用MIDIデータあり】YouTube連動

【弾いて覚える】モントゥーノ(トゥンバオ)シリーズのVol.05です。

 

トゥンバオの詳しい解説はこちらの記事を参考にしてください。

 

 

パターンの解説

今回はこのようなパターンを覚えましょう。

 

これまでのシリーズでは【 Ⅱ-Ⅴ 】を使っていましたが、今回は「Key=Am」の【 Ⅰ-Ⅴ-Ⅴ-Ⅰ 】というパターンです。

マイナー系ではよく使われるコード進行です。

 

ではまず右手だけを見てみましょう。

 

まず「Am」の【5th】である「ミ」をオクターブで弾き、【Root-3rd】の「ラ-ド」と単音で弾きます。

ようするに「Am」のアルペジオですね。

そしてまた「ミ」をオクターブで弾いたあと、オクターブのまま【♭6】の「ファ」を弾きます。

「ミ」と「ファ」がオクターブになると覚えましょう。

次にまた「Am」のアルペジオで「ラ-ド」と弾き、そのあとオクターブで「ミ」を弾くのですが、これは次の小節の「E7」の【Root】と解釈します。

そしてそこから次は「E7」のアルペジオ【Root-3rd-5th-Root】と弾き、【7th】の「レ」を弾いたあと、また【3rd-5th-7th】とアルペジオを弾きます。

【Root】と【7th】の「ミ」と「レ」が必ずオクターブになっています。

3小節めは2小節めと同じ音ですが、最後の音だけが違います。

最後の「ミ」は次の小節の「Am」の【5th】です。

4小節めは最初の「ミ」がシンコペーションしているだけで、1小節めと同じです。

 

このように「Am」ではオクターブが半音上がり、「E7」ではオクターブが全音下がると覚えると簡単かもしれません。

 

左手は、まず右手と全く同じフレーズを1オクターブ下げます。

そして右手ではオクターブで弾いていた音を、左手ではオクターブの上の音だけを省き単音にします。

 

作り方

ではキーを変えてあらためて作り方を解説しましょう。

「Key=Em」でやってみます。

 

まず「Em」の【5th】である「シ」をオクターブで弾き、【Root-3rd】の「ミ-ソ」と「Em」のアルペジオを弾きます。

そしてまた「シ」をオクターブで弾いたあと、半音上の「ド」を弾きます。

次にまた「Em」のアルペジオで「ミ-ソ」と弾き、またオクターブで「シ」を弾くのですが、これは次の小節の「B7」の【Root】です。

そしてそこから次は「B7」のアルペジオ【Root-3rd-5th-Root】と弾き、【7th】の「ラ」を弾いたあと、また【3rd-5th-7th】とアルペジオを弾きます。

3小節めは2小節めと同じですが、最後の音だけ次の小節の「Em」の【5th】である「シ」にします。

4小節めは最初の「シ」がシンコペーションしているだけで、あとは1小節めと同じです。

 

左手は右手のフレーズを1オクターブ下げ、さらにオクターブで弾いていた上の音を消します。

 

それを右手と同時に弾けば完成です。

 

覚えるための練習法

全てのキーで覚えるのはなかなか大変なので【 Ⅰ-Ⅴ-Ⅴ-Ⅰ 】を連続させ練習してみましょう。

今回は「Am」から始めます。

「Am-E7-E7-Am」と【Root】がサークルオブ5thを反時計回りに1つ進んで、また1つ戻ってきます。

4小節めの「Am」から、次は時計回りの「D」を【Root】とする「Dm」から始め、同じように1つ反時計回りしながら「Dm-A7-A7-Dm」と弾きます。

それを連続させてみましょう。

これでサークルオブ5thを1周すれば、12個全てのKeyが出てきます。

つなげるときに少し音が飛び、弾くのが大変なので、4小節めは少しフレーズを短くして休符を入れました。

ピアノは関係ないですが、4小節めの3〜4拍めは次のトニックに進行するためのドミナントを置いています。

今回はちょっと派手にブラスを入れてみました。

 

※ 「カラオケ音源」と「MIDIデータ」を貼っておきますのでご自由にダウンロードしてお使いください。

 

それではつなげて弾いてみましょう。

 

 

カラオケ音源↓

 

MIDIデータ↓

 

※ベースのフレーズを知りたいというリクエストがありましたのでここに載せておきます。

ぜひ参考にしてみてください。

 

さいごに

今回のパターンは【 Ⅰ-Ⅴ-Ⅴ-Ⅰ 】なので使える曲を選びますが、このコード進行にうまくハマるととてもかっこいいパターンです。

最初はテンポを落としてゆっくり弾いてみましょう。

MIDIファイルはピアノの右手と左手を別トラックにしてありますので、片手ずつ練習してみてください。

 

今回の解説動画はこちら↓

 

一部を除き、ほとんどこちらのピアノ音源を使用しています。

音がいいわりに動作が軽いので気に入っています。

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