わちゃぴの音楽教室

初心者向けの作曲方法を紹介しています♪

【マイナーペンタから作るコード進行】5つのコードだけでBeatlesっぽくなる♪ 【YouTube連動】

今回はペンタトニック上に作ったコードで、簡単にビートルズっぽい進行を作るという方法を紹介しましょう。

もちろんビートルズっぽいというだけではなく、いろいろ応用できるのでぜひ最後までご覧下さい。

 

 

はじめに

例えばこのようなコード進行が簡単に作れます。

 

なんとなくビートルズっぽく感じませんか?

では作り方を解説していきましょう。

 

ペンタトニック上にコードを作る

「Key=C」なら、まずCマイナーペンタトニックを想定します。

メジャーキーなのに、使うのはマイナーペンタトニックというのがポイントです。

 

 

これだけならブルースやジャズにもよく使うごく普通のテクニックです。

 

 

しかし今回はそれだけではなく、マイナーペンタトニックの構成音5つにそれぞれその音をルートとするメジャートライアドを作ります。

「Ⅰ、Ⅳ、Ⅴ」である「C」「F」「G」は、トニック、サブドミナントドミナントという「Key=C」の中ではごくあたりまえのコードです。

しかし「♭Ⅲ」と「♭Ⅶ」は本来「Key=C」の中には出てこないコードです。

この2つのコードがビートルズっぽく聞こえるわけです。

 

それぞれのコードの構成音をCメジャースケールの度数で見るとこのようになります。

「E♭」に含まれる【♭3、♭7】、そして「B♭」に含まれる【♭7】が「Key=C」の中にはない音です。

 

 

これは「Key=Cm」からの借用とも解釈できますし、「C」というコードにたいしてのブルーノートという解釈もできます。

 

「Key=F」だとこのようになります。

Fマイナーペントニックのそれぞれの音をルートにもつ5つのコードを導き出すわけです。

そしてこれら5つのコードを組み合わせて進行を作ります。

 

コード進行の例

この5つのコードだけを使ったコード進行の例を紹介しましょう。

 

1.「♭Ⅲ」を使った例

 

 

 

2.「♭Ⅶ」を使った例

 

 

 

3.「♭Ⅲ」「♭Ⅶ」の2つを使った例

 

 

 

これらはほんの一例で、もっといろんなバリエーションが作れますので、いろんな組み合わせを試してみてください。

 

7thを加え4声にする

これまではトライアドで解説してきましたが、【7th】を加え、4声にすることもできます。

 

これは全てのコードを【7th】にしました。

よりブルージーになった気がします。

 

もちろんこのようにトライアドと7thコードを混在させるのもありです。

 

△7を加える

このように【△7】を使うのもいいでしょう。

ビートルズっぽくはないですがお洒落な感じになりました。

 

さいごに

今回はメジャーキーの曲にマイナーペンタトニックを想定し、その上にコードを作るというテクニックを紹介しました。

この5つのコードを組み合わせればビートルズっぽいコード進行が簡単に作れますが、それだけに限らずいろんな使い方が出来ます。

もちろん曲の最初から最後まで5つのコードで作らなければいけないわけではありません。

Aメロだけは5つのコードで作り、Bメロはまた違うコードで作るなどすればかなりのバリエーションが得られると思います。

ぜひいろんな使い方を試してみてください。

 

今回の解説動画はこちら↓

 

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