ジャズやブルースのエンディングでよく聴く「あのフレーズ」を解説しましょう。
一度は聴いたことがあるのではないでしょうか。
このようにブルースにもよく合います。
これはカウントベイシーがよく使ったことから「ベイシーエンディング」と呼ばれています。
これは「ピアノエンディングPart2」の中でも紹介しましたが、今回はこれだけを取りだしてみたいと思います。
「ピアノエンディングPart2」はこちら↓
このフレーズは、それぞれ1番下の音をルートとしてコードネームをつけるとこのようになります。
ただし「Dm7」にも「D#dim7」にも【5th】の音は入っていません。
ちなみに左手は何も弾く必要はありません。
右手と同じコードやそのルートを弾いてもかまいませんが、ここだけ急に右手の高い音だけが残る方がそれっぽい雰囲気になって効果的だと思います。
コードネームを見るとややこしそうですが、下の二つの音は半音ずつ平行に上がっているだけです。
そして1番上の音はずっと同じ「ド」の音です。
見つけ方としては
そのKeyの「Ⅱ」の「m7」を【5thを省いたボイシング】で弾き、1番上の音はキープしながら下の二つの音は順番に半音ずつ上げる
と考えればわかりやすいのではないでしょうか。
「Key=F」なら「Gm7」から、「Key=G」なら「Am7」から始めます。
最後はトニックで終わりますが、低い音で弾き、その直前の分数コードと差をつけたほうがそれっぽくなります。
左手でルートだけ弾くというのもよく聴かれます。
3音が難しいときは2音でもじゅうぶんベイシーエンディングのサウンドは得られます。
そのキーの【4th】と【Root】を弾き、その【4th】を【#4th】、【5th】と半音上げるだけです。
これまでのサンプルでは全て3拍めから入っていましたが、このように1拍めから入ることもあります。
もちろん最初のサンプルのように3音で弾いてもいいのですが、このサンプルは2音にしてみました。
1拍めから入る場合は、まず【3rd】と【Root】を弾き、その【3rd】が半音で【5th】まで上がります。
というわけで今回は、ジャズやブルースなどのエンディングでよく聴く「あのフレーズ」、いわゆる「ベイシーエンディング」を紹介してみました。
ぜひセッションなどで試してみてください。
今回の解説動画はこちら↓
一部を除き、ほとんどこちらのピアノ音源を使用しています。
音がいいわりに動作が軽いので気に入っています。
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