今回はブルースの最後によく使われる「あのコード」について紹介したいと思います。
この最後の延ばしているコードです。
誰でも一度は聴いたことがあるのではないでしょうか。
いかにもブルースのエンディングといった感じの響きがしますね。
※1小節めから2小節めにかけてのフレーズには【7th】の音は入っていませんが通常ブルースではトニックも「7thコード」を使うため「C7」と表記しています。
このコードは分析するとこのような音になっています。
コードネームでいうと「C7(9,#11)」です。
これは【5th】が入っていませんが、入れても入れなくても構いません。
このように【5th】があってもなくても響きにそれほど違いはないのがわかると思います。
このコードはスケールでいうと「Cリディアン7thスケール」です。
リディアンの【△7th】を半音下げて【♭7th】にしたものです。
見つけ方としては、そのコードの【5th】の音からの「m△7」を見つける方法があります。
元のコードが「C7」であれば、【5th】の「ソ」からの「m△7」である「Gm△7」を右手で弾けばいいということになります。
【5th】を入れないのであれば、そのコードの【7th】の音からの「aug」を考えるのが簡単でしょう。
元のコードが「C7」であれば、【7th】の「♭シ」からの「aug」である「B♭aug」を右手で弾きます。
どちらの場合も、左手では【Root-3rd】、もしくは【Root-3rd-5th】を弾きましょう。
他のキーで見てみましょう。
「F7」であれば【7th】の「♭ミ」からの「aug」である「E♭aug」を弾きます。
次は【5th】を入れるパターンです。
「D7」であれば【5th】の「ラ」からの「m△7」である「Am△7」を弾きます。
これまで同じフレーズで使ってきましたが、もちろんこのようにどんなフレーズにも合います。
※譜面には【7th】の音は入っていませんが、ブルースを想定しているためコードは「7thコード」にしてあります。
ぜひいろいろ試してみてください。
ということで今回はブルースの最後によく使われるコードを紹介しました。
これさえ弾いておけばブルースのエンディングはOKなので、ぜひマスターしておいてください。
今回の解説動画はこちら↓
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