今回は「オルタードテンション」である【#9th】をマスターする練習法です。
ジャズだけではなく、ロックにもポップスにも非常によく使われるコードです。
たとえばこのような感じとか・・・
またはこのような使い方も・・・
このようにブルースにはよく使われます。
【#9th】は読み方を変えると【♭3rd】と同じ音です。
【♮3rd】と同時に弾くことによりブルーノートのような響きになるので、ブルースなどには非常によく合います。
【#9th】はこのように「オルタードスケール」と「コンビネーション・オブ・ディミニッシュ・スケール」に含まれます。
1番よく使われるのは、このように【#9th】をトップノートに持ってくるボイシングです。
もちろんこのように内声に入れることもあります。
しかしポップスやロックには、最初の例のように【#9th】をトップに持ってくることがほとんどだと思います。
【♭13】を入れるとかなりJazzyな響きになるので、ロックなどには入れないことのほうが多いでしょう。
では覚え方を紹介します。
今回も「サークルオブ5th」を時計回りに進んでいきますが、【Ⅱ-Ⅴ】ではなく【Ⅴ】だけを連続させます。
すべてに【#9th】を付加しましょう。
今回は2段のピアノ譜です。
3拍めはちょっと右手と左手のタイミングが難しいかもしれませんが、よくあるパターンなのですぐ慣れると思います。
※ 「カラオケ音源」と「MIDIデータ」を貼っておきますのでご自由にダウンロードしてお使いください。
ではさっそくやってみましょう。
カラオケ音源↓
MIDIデータ↓
今回は【#9th】を覚える練習法を紹介しました。
考えることなく、コードネームを見ただけで即座に弾けるようになるのが理想です。
最初はゆっくり弾き、少しずつ慣れていきましょう。
今回の解説動画はこちら↓