わちゃぴの音楽教室

初心者向けの作曲方法を紹介しています♪

【モード】【その他のスケール】メロディサンプルまとめ

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これまでモードやその他のスケールを色々紹介してきました。

そしてそれぞれのスケールにサンプルを作りました。

しかしいくつもの動画に少しずつ載せているので、違う動画に載せているサンプル同士を聞き比べるのは少し難しかったと思います。

そこで、いろんなサンプルを一つの動画にまとめてみました。

それぞれのモードやスケールを聞き比べて、サウンドの違いを感じてみてください。

 

オルタードスケール

コンビネーション・オブ・ディミニッシュ・スケール

ホールトーンスケール

ナチュラルマイナー

ハーモニックマイナー

ハーモニックマイナーパーフェクト5thビロウ

ロディックマイナー

ディミニッシュスケール

ペンタトニックスケール

に関しては以下の動画にまとめてあります。

 

 

今回はそれ以外の

をまとめてあります。

 

「アイオニアン」はメジャースケールと同じですし、「エオリアン」はナチュラルマイナースケールと同じなので、モードの動画ではあえて解説していません。

 

ドリアン

ではまず「ドリアン」です。

 

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モードジャズといった雰囲気のサンプルです。

「Dドリアン」だけでできています。

 

フリジアン

次は「フリジアン」です。

 

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これはメロディーではなく「フリジアン」っぽいコードのサンプルです。

分数コードにはなっていますが、ベースが「E」のペダルポイントになっているので、スケールでいうと「Eフリジアン」しか使っていません。

では「フリジアン」のメロディーを見てみましょう。

 

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「Eフリジアン」だけのフレーズです。

コードは「Em7」一発です。

 

エオリアン

では先ほどのフレーズを「エオリアン」にしてみましょう。

 

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「フリジアン」と比べると「ファ」が「#ファ」になりました。

 

ドリアン

では「ドリアン」にしてみます。

 

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「エオリアン」からさらに「ド」が「#ド」になりました。

3つとも同じ「マイナー7thコード」に使うスケールですが、それぞれ独特な雰囲気があります。

 

 

リディアン

では次は「リディアン」です。

 

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このコード進行の中の「B♭△7」「A♭△7」が「リディアン」です。

「C△7」はトニックなので「アイオニアン」です。

 

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これはコードが変わっているようですが、ベースがずっと「C」を弾いているので「Cリディアン」だけのサンプルということになります。

 

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これは「Key=G」ですが、最初の8小節がずっと「C△7」なのでその間はずっと「Cリディアン」だけです。

9小節めからよくあるコード進行になるので「リディアン」からのギャップが面白いと思います。

 

 

ミクソリディアン

次は「ミクソリディアン」です。

 

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これは「D7」と「G7」にそれぞれ「ミクソリディアン」を使っています。

 

では「ミクソリディアン」だけのサンプルです。

 

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最初から最後までコードは「C7」でスケールはずっと「Cミクソリディアン」です。

 

ロクリアン

次は「ロクリアン」です。

 

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「Bロクリアン」だけを使ったサンプルです。

コードも最初から最後まで「Bm7(♭5)」だけです。

これもまたなんともいえない独特のサウンドがあります。

 

 

イオニアン#5

ここまではモードでしたが、ここからはちょっと特殊なスケールのサンプルです。

まずは「アイオニアン#5」です。

 

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「C△7(#5)」で使われているのが「Cアイオニアン#5」です。

ようするに「Aハーモニックマイナー」を並び替えただけなのですが、「C」をルートとするなら「Cアイオニアン#5」というほかはありません。

 

リディアン#5

次は「リディアン#5」です。

 

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これは先ほどの「Cアイオニアン#5」を「Cリディアン#5」に変えたサンプルで、それ以外の部分は全く同じです。

違いは「ファ」が「#ファ」になったところです。

これはメロディックマイナー上にあらわれます。

 

 

ロクリアン#2

そして「ロクリアン#2」です。

 

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「Dm7(♭5)9」で使っているのが「Dロクリアン#2」です。

コード進行は【Dm7(♭5)-G7-Cm7】という、マイナーコードに解決するときによく使われる典型的な【Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ】です。

 

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先ほどと同じ「Dm7(♭5)9」に「Dロクリアン#2」を使っています。

先ほどのサンプルと違うのは「C△9」に解決していることです。

「C△7」に解決する【Ⅱ-Ⅴ】は【Dm7-G7】ですが、あえて【Dm7(♭5)9-G7】にしてみました。

 

 

さいごに

というわけで、いろいろなスケールのサンプルをまとめてみました。

それぞれの独特なサウンドの違いがわかったでしょうか。

最初は気に入ったスケールだけを使った短いメロディーを作ることから始めて、徐々にマスターしていくといいと思います。

 

今回の動画はこちら↓